明治初期に建てられた築140年の古民家をリニューアルし、自然栽培の食材や料理を提供する店「ルーツピュアリィ」(熊本市中央区中唐人町)で11月13日・14日の2日間、「収穫祭」が行われる。
同店は、地元九州の自然栽培(農薬・肥料不使用)の野菜や米、天然菌の発酵食品などの「食」を中心に、オーガニックな衣類、せっけん洗剤などを販売。レストランも併設している。
収穫祭は毎年この時期に行い、今回で17回目。新米と野菜が豊富な時期に、作物への感謝の気持ちを込めて実施しているという。
同時開催の「つくり手マルシェ」では、新米試食、野菜販売、ミカンの詰め放題のほか、日替わりの出店者がパンやクッキー、緑茶なども販売する。
「ピュアリィレストラン」の月替わりランチは、肉、野菜、魚のいずれかを選ぶ形態だが、今回は収穫祭特別メニューとして、3つ全てが入った限定ランチ(2,310円)となる。
期間中「ちょっとおせっかいな相談室」と題した講演会も開催。参加者からの質問に答える形で進める。講演者は同店代表の反後人美さん。パネリストは、同店に在籍経験がある杉本佳子さん、坂田真彦さん、井上博貴さん。
同店企画広報の青木俊博さんは「今回のテーマは『むすび』。おむすびの米一粒一粒を人に見立て、立場を超えて人が集い、縁が広がる場にしたい。人と触れ合うことが難しい今だからこそ、収穫祭を通して、人との温もりを思い出す場になれば。講演会では、コロナ禍で改めて考えるようになった、マスク、ワクチン、消毒、食生活など、気になることを気軽に尋ねてもらえれば」と話す。
「つくり手マルシェ」の開催時間は10時~16時。講演会は14日10時~12時に開催。参加費前売り=800円、当日=1,200円。定員は40人。オンライン参加も可(30人・要予約)。レストランの限定ランチの提供時間は11時~、12時~、13時~で予約制。