熊本県内のラジオ局による防災特別番組「防災・命のラジオ」が9月1日、RKK熊本放送をキーステーションに、県内ラジオ7局で同時生放送された。
参加したのは、NHK熊本放送局、熊本放送、エフエム熊本、熊本シティエフエム、エフエムやつしろ、エフエム小国、あまくさシティエフエム。1997(平成9)年から毎年9月1日の「防災の日」に合わせて共同で制作し、今年で30回目を迎えた。
2016(平成28)年に発生した熊本地震から10年の節目を迎える中、7月28日には、宇城市や氷川町で最大震度7を観測する地震が県内で再び発生した。今年のテーマは「その時どう逃げる」。相次ぐ災害を受けていざという時にどう命を守り、逃げた後の生活をどう支えるかを考る内容を放送した。
スタジオに出演したのは、進行を務めた熊本放送の坂本くるみさん、ゲストの防災クリエイター柳原志保さん、NHK熊本放送局の山中翔太さんの3人。
坂本さんと柳原さんは、地震発生直後の身の守り方を紹介。柳原さんは「地震が起きた時、最初の8秒間でどう身を守るかが大きな鍵になる」と話し、転倒物やガラスから離れる動きを「ウサギ」「ネズミ」「カメ」の3つの動物に例えて説明した。
山中さんは、最大震度7を観測した氷川町で、自宅が全壊しながらも敷地内の倉庫で在宅避難を続ける男性を取材した内容を報告。柳原さんは「避難所に行かないと決めた場合も、自分の状況を地域や行政に伝えておくことが大切」と話した。
このほか、エフエム熊本と熊本シティエフエムも、それぞれの担当パートで、避難生活の備えや逃げた後の生活で意識したい点を伝えた。
番組の最後に柳原さんは「自分や家族が安心して過ごせる避難先を、日頃から考えておいてほしい」と呼びかけた。