漫画出版社「コアミックス」(東京都武蔵野市)が2020年9月に旗揚げした熊本を拠点とする女性歌劇団「096k(オクロック)熊本歌劇団」の第4期生を現在、全国から公募している。
同歌劇団は、同社の人気漫画を題材にした作品を女性劇団員のみで演じ、歌やダンス、殺陣(たて)やアクションを織り交ぜた演劇ライブを上演する。現在は「熊本城内城彩苑の熊本城ミュージアム わくわく座」を常設劇場とし、「月刊コミックゼノン」に連載中の漫画「前田慶次 かぶき旅」を題材にした「前田慶次かぶき旅~肥後の虎・加藤清正~編」を定期公演している。
4期生の応募は、同社のオーディション用特設サイトで2月15日まで受け付ける。一次審査は書類選考で特設サイトの応募フォームより応募でき、合格者のみが2次審査へと進む。
合格メンバーは、現劇団員27人と同社が建設した歌劇団の拠点「アーティストビレッジ阿蘇096区」での共同生活が条件となり、地域おこし協力隊の制度の活用で、講師のレッスンを受けながら住居や食事、給料も支給される。
劇団の統括責任者で取締役の持田さんは、「世界を相手にする漫画出版社の弊社が熊本に立ち上げた女性だけの歌劇団。一緒に最高のエンターテインメントを作り、熊本から全国、世界へ羽ばたくスターを目指す夢と希望を持った若者たちを求めている」と期待を込める。
劇団員の片山紗雪(熊本県出身)さんは、「この096k熊本歌劇団で、俳優として感動や元気を届けるチャンスをもらった。日々新鮮な学びも多く、生でエンターテインメントを届けられる貴重な毎日を送っている。稽古は楽しいことばかりではないが、芝居に集中できる環境で、みんなで助け合い切磋琢磨しながら世界に笑顔を届けることを目指している。まずは飛び込んできてほしい。みんなで夢をつかみ取りましょう」と話す。
応募方法の詳細は特設サイトで確認できる。