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熊本のギョーザ店「弐ノ弐」、水上村復興支援でコラボ企画「水上村応援フェア」

水上村の鹿肉を使った「水上ジビエ柚子胡椒餃子」

水上村の鹿肉を使った「水上ジビエ柚子胡椒餃子」

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 熊本を中心に展開するギョーザ店「餃子(ぎょうざ)屋 弐ノ弐(にのに)」(上通本店=熊本市中央区南坪井町2)が12月6日、熊本県南の水上村役場とのコラボ企画「水上村応援フェア」を始めた。

「水上村応援フェア」で提供するメニューや商品、製造工場

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 水上村は人吉盆地の東に位置し、球磨川やその支流の水源地で知られる。自然が多く、鹿やイノシシの野生動物が多いことからジビエ肉の産地としても知られる。

 同企画をプロデュースするローカルゲインの佐藤雄一郎さんは「このコラボ企画は、豪雨災害で被害があった水上村の復興を応援するもの。スポーツイベント以外でも支援したいと思い始めた。きっかけは、私たちが開催した水上村のトレイルラン大会に、『弐ノ弐』を展開する草野企画社長の草野耕平さんが自ら参加したことから」と話す。

 水上村の特産品を使ったメニューのレシピ作りと商品化は草野企画が行った。草野さんは「メニューを作り始めたのは今年の春から。自然のトレイルランに適した水上村は、さまざまな実業団がトレーニングに集まる地域でもある。水上村の自然やアスリート、食べてくれる人の健康に役立てればと思い、応援することにした」と話す。

 同企画では、水上村の鹿肉を使った「水上ジビエ柚子胡椒(ゆずこしょう)餃子」(7個300円)や「ジビエソーセージ炒飯(チャーハン)」(550円)、水上村の水で育ったキクラゲを使う「水上キクラゲとトマトの卵炒め」(550円)などを熊本の3店舗で提供し、無くなり次第終了する。

 水上村産業振興課の杉野直輝さんは「水上村産の鹿肉を使い、食べやすいサイズのギョーザになっている。薄皮なので肉の食感と甘み、キャベツの食感を楽しめる。鹿肉の独特の臭みはない。この機会に水上村の食を楽しんでいただければ」と話す。

 販売する商品は、「ジビエ餃子(プレーン、柚子こしょう)」「ジビエハンバーグ」。物産館「水の上の市場」(水上村)や「弐ノ弐」の清水工場(北区室園2)、近見販売所(南区近見3)でも販売する。オンラインでは、ふるさと納税サイトをはじめ、水上村の物産を直販する「水の上の市場」や「弐ノ弐」のサイトなどで扱う。

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