熊本の陸の玄関口・JR熊本駅前の「くまもと森都心プラザ」(熊本市西区春日1)で4月9日、リニューアルオープニングイベントが開かれる。
同施設は2011(平成23)年、図書館やホール、ビジネス支援施設等から成る複合施設として開業して以来、多くの人が集まる交流の場として親しまれている。
開設から10年が経過し、熊本駅周辺の再開発による急速な定住人口の増加や社会変革によるビジネス環境の変化を踏まえ、ビジネス支援施設の拡充や子育て支援施設などの整備を行った。
ビジネス支援施設は、熊本市初となるスタートアップ支援施設「XOSS POINT.(クロスポイント)」として生まれ変わり、子育て支援の充実を目的とした「駅前子育てひろば」も新たにオープンする。
市民へのお披露目を兼ねたオープニングイベントでは、「クロスポイント」でオープニングセレモニーやパネルディスカッション、「駅前子育てひろば」で保育士によるエプロンシアターを開く。パネルディスカッションでは、大西一史熊本市長、「Colori」の長谷直達社長、崇城大学起業部の川副智行教授、「ハヴァナイスデイ」の市川俊介社長、熊本大学工学部・「CariC」代表の松野仁志さんの5人のパネリストに、モデレーターとして同施設施設長の高瀬章充さんを加えた6人が、「熊本でのスタートアップエコシステムの構築」について語り合う。
同市起業・新産業支援室室長の野口信太朗さんは「これから起業したいと思う人が気軽に相談できる施設となっており、若い世代の方や子育て世代の人にも気兼ねなく足を運べる場所も作った。さまざまな方が活躍できるきっかけとなる場所になれば」と話す。
開催時間は10時~12時。