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水前寺成趣園参道にカフェ&ギャラリー「茶寮松柏」 人々が集える場所に

店主の市丸耕太郎さん

店主の市丸耕太郎さん

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 熊本・水前寺成趣園参道沿いに「カフェ&ギャラリー茶寮松柏(さりょうしょうはく」(熊本市中央区水前寺公園、TEL 096-282-8421)がオープンして3カ月がたった。

店の中と外観と商品

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 地域課題解決や熊本を知ってもらう場所、地元の人が集える場所を作りたいという思いから店主の市丸耕太郎さんが開いた同店。地元の素材を使ったメニューを提供するカフェと県内の窯元の焼き物を中心に展示販売するギャラリーを併設する。カフェでは水前寺活性化プロジェクトとして、肥後伝統野菜の水前寺菜を使ったメニューも提供する。

 店が参道沿いにあることから、外観は京都の町家をイメージ。市丸さんは「周りと雰囲気が違うので入りにくいと言われることもあるが、全くそんなことはない。気軽に来てほしい」と呼びかける。イートインスペースは、カウンター10席、テラス3席を用意。カウンターテーブルには熊本県の県木であるクスノキを使う。

 ドリンクメニューは、城南町の竹田製茶の茶葉を使った「和紅茶」(550円)、熊本産のレモンや水前寺菜、ショウガを使った「レモネード」、植木町の果実を使った「クラフトコーラ」(以上600円)など。スイーツメニューは、「水前寺菜のシフォンケーキ」、岩塩とレモンのオリーブオイルをかけて味変する「チーズケーキ」(以上550円)、フードメニューは、水前寺菜を使った豆腐と南関あげを使った「いなり」をセットにした「水前寺菜の湯豆腐と松柏いなり」(1,100円)など。一部メニューはテイクアウトも可能。展示販売するカップを使うメニューもあるため、実際に使ってみて気に入れば購入することもできる。

 市丸さんは「水前寺成趣園は熊本の名所の一つなので、見て、食べて、いろいろと知っていただけると思う。地元の方には気軽に立ち寄れるカフェとして使ってほしい。今後は若手作家の工芸品を扱うなど、暮らしに合ったものをそろえていきたい。カフェでは季節の素材を使った飽きのこないメニューを増やしていきたい」と話す。

 営業時間は10時~17時(フードメニューは11時~)。月曜定休。

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