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熊本市立動植物園、モルモット総選挙1位のくりちゃん仕事再開 「なかよしタイム」も

初エントリーで第4回モルモット総選挙、王座を獲得したくりちゃんと担当飼育員の村上さん

初エントリーで第4回モルモット総選挙、王座を獲得したくりちゃんと担当飼育員の村上さん

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 熊本市動植物園(熊本市東区健軍5)の直接動物と触れ合うイベント「モルモットとのなかよしタイム」が6月28日、ふれあい広場で再開した。まん延防止策として一度に参加できる人数を制限して、モルモットとの触れ合いを楽しむことができる。

「モルモットとのなかよしタイム」が開催されるふれあいスペースの様子

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 同園では、「モルモットとのなかよしタイム」を開催できなかったゴールデンウイーク期間を皮切りに「第4回モルモット総選挙」を開催。例年の人気投票企画を、見学を通して参加しやすい形に変更し開催した。今年エントリーされたモルモット全48匹に対し424人から投票があった。

 同選挙で1位となったのは、生後約8カ月の「くり」ちゃん。お尻に黒い点があるのが特徴で、若干恥ずかしがりの気質があるという。今回、初エントリーで王座を獲得した。
 2位は「ガナッシュ」ちゃん。例年グレーの個体が人気だが、グレー個体の面目躍如を果たした。
 1歳未満のモルモット4匹が「神セブン」入りする中、2年前の「第2回モルモット総選挙」1位の「なみ」ちゃんも今年7位となり、その風格を保った。前回王者の「きんとき」と同じ飼育箱で仲良く暮らしている。

 担当飼育員の村上葉月さんは、総選挙の結果や担当する動物の様子について、「ふれあい新聞」にまとめ、同じ担当の職員と共に発行している。親しみが湧くよう原稿を手書きで制作し、ふれあい広場のみで来園者に配布している。「ふれあい新聞はその時々の内容を考えながら作っている。飼育ブログと一緒に見てもらえるとうれしい」と村上さん。内容は同園サイトでも閲覧できる。

 「モルモットは普段、お互いにコミュニケーションを取りながら食事したり、けんかしたりしている。それぞれに個性があり、奥に隠れる子も、自分で出てきて触ってもらいたがる子もいる。毎日違う一面を見せてくれるところが、モルモットのかわいさ。動植物園の中で、直接動物と触れ合えるのは、ふれあい広場とモルモットとのなかよしタイムのみ。命の大事さを伝える仕事なので、コロナ禍だから伝えられることをしたい」と話す。

 「モルモットとのなかよしタイム」は、ふれあい広場で1日1回開催。
 受け付け=13時10分~、なかよしタイム=13時30分~。先着18組で、3組ずつ6回に分けて参加する。
 動植物園開園時間=9時~17時。休園日=第1~3月曜・第5月曜(第4月曜日=開園・翌日休園)、祝日の場合は、次の平日。

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