見る・遊ぶ 学ぶ・知る

熊本・秋津で「あさひばみんなの防災フェスタ」 最終回は「避難生活」をテーマに

作成した防災ポシェットを見せる中野親子

作成した防災ポシェットを見せる中野親子

  • 0

  •  

 「あさひばみんなの防災フェスタ」最終回が11月19日、秋津まちづくりセンター(熊本市東区秋津3)で開催された。

イベントの様子

[広告]

 秋津まちづくりセンター管轄校区の秋津、桜木、桜木東、若葉は、2016(平成28)年の熊本地震で大きな被害を受けた地域。複数の河川が近くを流れ、水害の心配もある。防災に関する知識を楽しみながら学び、地域の防災力の向上を目指すのが目的。2017(平成29)年に始まり、コロナ禍で開催できなかったが、3年ぶりに開催。今年は9月4日に始まり、全4回シリーズで今回が最終回。

 今回は「避難生活体験と防災ポシェット作り」をテーマに開き、親子連れなど13人が参加。同センターに避難所が開設されたことを想定し、スペースを確保する簡易テントを設置。テントの作り方や中の様子を確認。ロケットストーブで火おこし体験やアルファ化米体験、災害時にすぐ持ち出せるよう備えておきたい防災ポシェット作りを行った。参加者には、熊本で働く現役消防士が載った同センター職員手作りの「消防士カード」を進呈した。

 イベントに参加した東区在住小学4年の中野たいちさんは「学校からチラシを受け取ったとき、命に関わることだからぜひ参加したいと思った。ロケットストーブは初めてで面白かったし、アルファ化米もおいしかった。防災について楽しみながら学べて良かった」と振り返る。

 企画した同センター地域担当職員の北口万起さんは「防災に関する知識を身につけ、日頃から備えについて意識することが大事。特に女性が防災を少しでも意識するだけで。家庭の防災力向上に大きくつながるといわれている。大切な家族の命を守るためにも、今回学んだ知識を生かしてほしい。今後も、さまざまな企画を展開していければ」と話す。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース