ステーキ&ワインダイニング「ビクトリアハウス王城」(熊本市中央区大江本町7、TEL 096‐247-6750)がオープンして、3月12日で1カ月がたった。
店主の牧野王城さんは、かつて熊本市中心市街地で結婚式二次会や歓送迎会などの宴席でも使われるダイニングバーを営んでいたが、コロナ禍のあおりを受けて閉店。中心市街地ではなく郊外で飲食店をできないかと考えていたときに、ビルのオーナーから声をかけてもらい同所での再出発を決めた。
メインメニューのステーキは、熊本県産牛を中心に国産牛を使用。ブロックで肉を仕入れ、ステーキにならない部分はミンチにしてハンバーグとして提供するなど、「食材を余すことなく活用する」ことで価格を抑えたという。米は熊本県菊池産のものを使い、野菜も可能な限り県産にこだわった。「今後は農家から直接仕入れて、形が悪くて市場に出せない野菜を使うことで、農家にも消費者にも喜んでもらえるような仕組みを作りたい」と牧野さんは話す。
カウンター7席、テーブル席6卓の店内にはプロジェクターやピアノを置き、謝恩会や歓送迎会、ウエディングパーティーなどの宴席にも利用できる。
牧野さんは「街なかに行かなくても、おしゃれな空間でゆっくりと食事ができる店を目指した。この付近には会社や学校も多く、近隣の人に愛される店になれたら」と話す。
営業時間は、ランチタイム=11時~15時、ディナータイム=18時~22時。水曜定休。