熊本市に拠点を置くプロバスケットボールチーム・熊本ヴォルターズが4月5日、JR九州、シェアサイクルサービス「チャリチャリ」を運営する「neuet」(東京都千代田区)と3社連携協定を締結した。
3社による締結は、熊本ヴォルターズの試合当日に本拠地である県立総合体育館(熊本市西区上熊本1)周辺で発生する交通渋滞の緩和に向けたもの。1年前から熊本市が交通渋滞緩和などを目的に実証実験を行っているシェアサイクル事業を活用し、県立総合体育館に「チャリチャリ」専用の駐輪ポートを設置し、同日、供用を始めた。チャリチャリサービス圏内の全てのJR駅に「チャリチャリ」専用ポートが設置されていることから、「公共交通機関と自転車を組み合わせた交通アクセスの転換を目指す」という。
JR熊本駅前広場で行われた締結式には、3社の代表者のほか、熊本ヴォルターズのベンジャミン・ローソン選手、熊本県営業部長兼しあわせ部長「くまモン」、熊本市イメージキャラクター「ひごまる」がチャリチャリの自転車と共に登場した。
ローソン選手は「ぜひチャリチャリに乗って試合に来てほしい。今回のように地域に貢献できるような取り組みは素晴らしく、ぜひ参加してほしい。簡単に参加できる取り組みでとても楽しいと思うので、ぜひ多くの方に参加していただきたい」と呼びかけた。