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熊本・尾ノ上で「ぺんぎんマーケット」 葬儀場で地域づくりを

会場入り口の様子

会場入り口の様子

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 「尾ノ上ぺんぎんマーケット」が5月21日、家族葬のファミーユ・尾ノ上ホール(熊本市東区尾ノ上3)で開催された。

イベントの様子

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 主催する家族葬のファミーユは、「1日1組」の家族葬ホール等を全国126カ所展開するきずなホールディングスグループ(東京都港区)の中核事業会社。熊本市内にある20ホールを、葬儀がない時には地域に有効活用してもらい、コミュニティーの活性化につながればと2020年に無料開放を始めた。

 きずなホールディングスは2022年7月、熊本市校区社会福祉協議会連絡協議会と「地域社会福祉に係る連携協定」を締結。連携の一環として、熊本市協力の下、熊本市東区尾ノ上地区の自治会と「高齢者から子どもまで、みんなで寄り添い、心地よい豊かな地域づくり」を目的に同イベントを開催。今回で3回目となる。イベント名の「ぺんぎん」は、家族葬のファミーユのマスコットキャラクターであるペンギンのファーミーくんから名付けたという。

今回は「たぬきのしっぽ本舗」の芋天・唐揚げ、「olieve cafe」のあか牛カレー、「Little Josh’s TEX-MEX」のタコスなどの飲食ブースのほか、くじ引きやボードゲーム、保護猫譲渡会などを行った。

参加した近所に住む70代男性は「散歩をしてるときに今日イベントがあることを知った。葬儀場は葬式をするイメージしかなかったので、地域の子ども達も楽しんでいて良いイベント。次回も参加したい」と話していた。

 熊本支社の山本竜生広報課長は「ホールの無料開放を始めた3年前はコロナ禍。地区公民館やコミュニティーセンターが利用できず、活動できない団体が多くあると聞き、さまざまな団体に声をかけた。その結果、今回のような企画につながっているのがうれしい。地域の方に気軽に利用いただける場を提供することで地域支援にもなり、かつ地域に根付いた葬儀社だと認識してもらえれば」と期待を込める。

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