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熊本市東区でまちづくり応援事業 地域と企業の連携強化を

参加者の集合写真

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 地域と企業を結ぶ まちづくり応援事業「地域力パワーアップ大作戦」が5月31日、東部公民館(熊本市東区錦ケ丘)で開催された。

当日の様子

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 主催は東区で、テーマは「まちづくり活動を行う地域と企業が縁を結び、あなたの地域を元気に」。コーディネーター水野直樹さんの進行の下、地域活動に従事している人、企業などまちづくりに関心のある市民約80人が参加した。

 会は2部で構成。1部では、昨年度に地域と企業が連携して取り組んだ事業を発表。「泉ヶ丘校区民生委員児童委員協議会」と「Bar grit」が行った「ふれあい交流サロンをダーツバーでやってみよう」、「尾ノ上校区防災クラブ」と「日本郵政グループ労働組合熊本東部支部」が行った「クリスマスイルミネーション」など4つの取り組みを紹介した。

 続く2部では、地域に向けて何かできないかと考えている企業のキックオフ会。昨年度地域から出た「高齢者が関わりあって豊かに生きる社会をつくるために」「子育て世代がお互いに助け合える社会をつくるために」の2つの課題を紹介。各班に分かれ、課題解決のためにできることを意見交換し、その後企業としてどういう関わりができるかをワークショップ形式で考えた。

 1部に参加した東区在住の井川正宏さんは「新しい形の連携のあり方で、とてもいい取り組みだと思った。企業、地域それぞれのニーズを拾い上げることで、どちらにとっても継続的で意味のある事業になると思う。コミュニケーションの取り方など自分も参考にしていきたい」と話していた。

 2部の子育て世代の課題について話した一般社団法人「子育てネットワーク縁側moyai(モヤイ)」(東区尾ノ上4)の小野由里代表は「子育てだけに限ったことではないが、一人で頑張る必要はない。子育ては一つの切り口で、困ったときには助け合える関係性が大事だと思う。甘えるのが苦手な母親が多い。みんなが頑張って支え合う社会になれば。そのために地域とどう連携できるかが課題」と話す。

 本田昌浩東区長は「昨年の取り組みは参加している人の熱意と思いで実現したと思っている。地域にはさまざまな課題があり、その課題解決のために企業等と連携することはとても大事。まだまだ課題は多いと思うので、これからも発展させたい事業だと考えている。多くの人に関わっていただき、さらに地域を活性化できるきっかけになれば」と期待を込める。

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