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熊本・一新小で「一新祭」 世代交流の機会で後世につながる町づくりを

会場に集まった多くの人

会場に集まった多くの人

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 「第1回 夏の陣 一新祭」が8月6日、一新小学校(熊本市中央区新町3)で開催された。

当日の様子

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 主催は一新校区保護者有志会。同校区は熊本城のお膝元にあり歴史ある町。少子高齢化に伴い、年々児童数が減少。歴史ある建造物もマンション等に変わり、以前に比べると住民の交流も少なくなってきているという。そこで町を後世に伝えていきたいと同士が集まり、世代交流ができる場の第一歩として今回の祭りを企画した。

 「年一度、この日だけは子どもたちにお金のことは気にせず思いきり遊んでほしい」というテーマの下、同小全児童に1人1,000円分のチケットを提供。子どもたちは唐揚げやフランクフルトなどの出店で商品を購入。そのほか、熊本日産自動車から提供を受けた車に子どもたちが思い思いの絵や言葉を描く「車に夢をかこう」も行った。ステージでは獅子舞の披露や紙芝居、ダンスショー、ローカル芸人によるステージやカラオケ大会や盆踊りなどを行い、地域の人を中心に約1000人が祭りを楽しんだ。

 有志会の橋本泰高会長は「初めての試みで準備を重ねてきたので、まずはイベントが無事に終わってうれしい。子どもたちに感謝と思いやりを育んでもらい、一新小学校で良かったと言ってほしい。祭りで世代間交流ができることで顔見知りになり、地域の目を育てられれば安全安心にもつながる。この取り組みを他の校区にも認知してもらい、同様の取り組みが行われることで、一人でも多くの子ども達の笑顔の輪を広げていければ」と期待を込める。

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