今年で11回目を迎えた「熊本城マラソン2024」が2月18日に開催され、約1万4600人のランナーが熊本市内を駆け抜けた。主催は、熊本市、熊本陸上競技協会、熊本日日新聞社から成る実行委員会。
大会は3部門に分かれ、熊本市中心部を発着とし66回目となる「金栗記念熊日30キロロードレース」に53人、熊本市内を走る「歴史めぐりフルマラソン」に1万3112人、中心市街地を走る「城下町ファンラン(3.5キロ)」には1464人が、それぞれ参加した。
個人での参加、会社の同僚と一緒に走る人、日頃から一緒に走っているサークル仲間のほか、干支(えと)にちなんだかぶり物や赤鬼、アニメのキャラクターなどに扮(ふん)したランナーが、沿道の応援に応えながら走っていた。
沿道にはたくさんの応援者が集まり、各地点では給水・給食を準備したほか、地域の特色を生かした踊りや演奏なども披露。日中の気温が20度を超えたため、給水所ではランナーがのどを潤したり、頭・首を冷やしたりと、例年よりも消費が多かったという。走り終えたランナーはみそ汁や足湯、マッサージなどで疲れを癒やしていた。
ボランティアとして参加した市内の高校に通う2年の桑野さんは「給水所で、ドリンクをランナーに配ったが、暑いこともあり、次から次に来て一日大変だった。でも、一生懸命ゴールを目指して走る姿に元気をもらえたので、ボランティアとして参加できて良かった」と振り返る。