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熊本・水前寺の公園で「炊き出しイベント」 防災をテーマに地域交流を

餅つきを楽しむ参加者

餅つきを楽しむ参加者

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 炊き出しイベント「みんなで作ろう!食べよう!」が2月25日、戸井の外公園(熊本市中央区水前寺1)で開催された。

イベントの様子

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 主催は熊本市中央区総務企画課で、出水2・5・9町内の自治会が協力して開いた。「地域交流で防災力アップ」をテーマに、災害時も助け合えるコミュニティーづくりを目指すのが狙い。大人とこどもが一緒になって炊き出しを行い、地域全体で味わった。

 中央区はマンションが多く、新しく地域に入ってきた人が多いため、防災も含め自治会との連携強化が課題の一つ。当日は自治会長、中央区の職員のほか、高校生のボランティア含む30人が運営し、会場には約80人の地域住民が参加した。

会場では、自分がどの町内に住んでいるか、その避難所を確認しながら受付を済ませた後、アルファ米を使ったおにぎり作り、ぜんざい作り、餅つきなどを行った。食べ終わった参加者は輪投げや紙飛行機作り、フィンランドのカレリア地方の伝統的なゲーム「キイッカ」を元に開発されたスポーツ「モルック」を高校生ボランティアと楽しんだ。

 佐藤博義課長は「自治会協力の下、ボランティアも多数参加してくれて開催できて良かった。子どもも大人も参加できる楽しいイベントを通して、自治会とマンション住民がつながるきっかけになれば」と話す。

 ボランティアとして参加した市内の高校に通う1年の桂さんは「あいぽーとからの募集で友達と参加した。ぜんざい作りと配布の担当だったが、とても楽しかった。子どもたちと関われるのはうれしいし、今後もこのようなボランティアがあれば、ぜひ参加したい」と話していた。

 5歳の子どもと参加した近くに住む二子石さんは「年末に引っ越してきたばかりで、たまたま通りかかったら、こんなに素晴らしいイベントに参加できた。地域とどう関わっていけるか心配だったが、子どもと一緒に参加できるイベントがあるのはうれしい。災害があった時も、ここに集まるようにしようと家族で話すこともできる。多くの人に来てもらえるといいので、周知方法を工夫すればいいのでは」と期待を込める。

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