熊本市と「くまもとブライダル協議会」(熊本市田井島1)が現在、熊本市内29の結婚式場で式を挙げるカップルを対象に、60万円の商品券を50万円で買える「くまもとブライダル プレミアム付商品券」の応募を受け付けている。

プレミアム商品券のチラシと結婚式場の様子

　コロナ禍の影響が猛威を振るう最中の昨年立ち上がった同協議会。一時は平均売上約2割に落ちこんだ熊本のウエディング業界が手を取り合い、今年11月で1周年を迎える。プレミアム付き商品券は、今年で2回目の取り組みとなる。

　同協議会の事務局長で「トゥエルブ」（熊本市南区田井島1）の斎藤潤一さんは「同じ困難に立ち向かう同業が、みんなで頑張れるようにとの思いで始めた。最初は手探りで、熊本市の式場やウエディングに関わる企業、個人に恐る恐る声を掛けていったが、どこでも快諾を頂いた。それが力になった」と振り返る。

　同協議会に所属する結婚式専門会場「ザ スタイル オブ エクセレント」（熊本市南区馬渡1）の守田邦仁子（くにこ）さんは「プレミアム付き商品券に今年も多くのエントリーを頂きうれしい。この時期の挙式を迷うお客さまに、ポジティブな材料になってくれるとありがたい。今の結婚式場は、どこもガイドラインを徹底しており、感染症対策がしっかりと行き届いている。当選したカップルには、お得になった分を旅行や新生活に生かしていただきたい」と話す。

　同協議会の守田邦宏会長は「コロナ禍でも結婚式場は毎日営業している。今の時期に見学や打ち合わせ、試食会などに来るお客さまには還元していきたい。引いては、熊本の結婚式場や関連業界、少子化対策にまで貢献できれば」と意気込みを見せる。

　同商品券は、協議会に所属する結婚式場で、カップル1組1口限定で使うことができる。ホームページの「エントリーフォーム」から応募し、抽選で50組が購入できる。10月11日まで募集し、同30日までに抽選を行い、その後、当選者へ知らせる。