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熊本で日本の伝統文化や技術を体験 19のコースをプロが指導

「肥後像がんペンダントトップ・ストラップ製作体験」で手本を見せる様子

「肥後像がんペンダントトップ・ストラップ製作体験」で手本を見せる様子

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 「伝統文化子どもワークショップ」が7月23日、熊本県伝統工芸館(熊本市中央区千葉城町)で始まった。

初日のワークショップの様子

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 文化庁が勧める「伝統文化親子事業(地域展開型)」の一環で、「未来の伝統工芸士・技能士ワークショップ」と題し開催。熊本県伝統工芸協会に所属する工芸家、熊本県技能士会連合会に所属する特級の技能士が講師となり、子どもが日本の伝統文化や技術に触れることで、継続して習得したいと思う機会を提供するのが狙い。

 ワークショップは「1日体験コース」「スキルアップコース」の2つ。「1日体験コース」は「自分ですいた和紙で凉を求めてうちわを作る」「肥後象がんペンダントトップ・ストラップ製作体験」など8教室、「スキルアップコース」は「高田焼陶芸体験」「小刀づくり鍛冶体験」など11教室を実施する。10歳以下の子どもは保護者の同伴が必要。大人だけでの参加もできるという。教室により費用は異なるが、18歳以下と子ども同伴の保護者、教員は無料。

 初日の「肥後象がんペンダントトップ・ストラップ製作体験」には親子3組が参加。講師の手本を見た後、道具を使い親子で協力しながら製作に取り組んでいた。「小刀づくり鍛冶体験」には子ども4人が参加。火鉢に鉄を入れ、金づちでたたいて成型し、焼き入れまで行った。

 ワークショップを企画した同館学芸員の池田昌一郎さんは「楽しく体験しながら、工夫やアイデアを生活に生かすことを考えてもらいたいと企画した。普段触れることができない道具を使ったり、プロの技術を近くで見れるので、この機会にぜひ体験してもらえれば」と呼びかける。

 8月29日まで。

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