熊本市立高平台小学校で活動する吹奏楽のクラブチーム「高平台なかよし合奏クラブ」の全国大会出場記念コンサートが9月22日、同小学校体育館(熊本市北区高平1)で開催された。
同クラブは8月23日に行われた「第42回九州小学生バンドフェスティバル(ステージパフォーマンス部門)」で金賞を受賞し、全国大会出場を決めた。全国大会出場を記念し、コンサートを開催。当日は同小学校の児童など観客約320人が集まり、演奏を楽しんだ。
同クラブは来年で創部50年。顧問の中野崇之教諭の指導の下、6年生11人、5年生10人、4年生9人、3年生4人の34人で活動している。全国大会への出場は初。
当日は、九州大会に続き全国大会でも演奏する「鬼姫~ある美しき幻影~」のほか、パート紹介、メドレーなどを含む9曲を披露。演奏に合わせて観客が手拍子するなど、会場一体で盛り上がった。
コンサートの中で中野教諭は「大会に向け難しい曲を選んだが、部員が上達する姿を見て、子どもの可能性は無限だと感じた。日頃の練習の見守り、今回の会場づくりや観客へ配布したうちわの作成など、保護者会にもお礼を伝えたい。地域の支えがあってこそ素晴らしい演奏ができるので、みんなで盛り上がっていければ」とあいさつした。
部長の豊田瑛愛さん(6年)は「歴代初の出場でとてもうれしい。顧問の中野先生が託麻西小学校に異動し、週4日の練習のうち土曜以外は部員だけでの練習になった。そのことが逆に自分たちでやらなければならないという思いになり、自主性が培われたと思う。これからの練習にもしっかり取り組み、全国大会で多くの観客を感動させるような演奏ができれば」と意気込む。
同クラブは10月26日に北海道で開催される全国大会に臨む。