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新市街で「熊本城復旧チャリティーコンサート」 県内7校が演奏など披露

国府高校部長の齋藤奏さん(左)・熊本農業高校部長の長谷川杏子さん(中)・中央高校部長の中島悠愛(右)さん

国府高校部長の齋藤奏さん(左)・熊本農業高校部長の長谷川杏子さん(中)・中央高校部長の中島悠愛(右)さん

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 「第9回熊本城復旧チャリティーコンサート」が6月15日、熊本市中心商店街のサンロード新市街で開催される。主催は熊本市新市街商店街振興組合と熊本地震復興支援コンサート委員会。

学生と昨年の様子

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 会場となるサンロード新市街で熊本地震直後の2016(平成28)年6月、高校生の発案で「熊本城復旧チャリティーコンサート」を開いたのがきっかけで始まり、今回で9回目。その後、さらに発表の場を増やせればと12月には「クリスマスコンサート」も開いている。

 「熊本地震復興のために私たちにできる音楽で県民の皆さまを元気にしたい」「故郷熊本のためにできることをしたい」をテーマに、高校生による吹奏楽演奏やダンスを披露。高校生が自作したメッセージボードや募金箱を持ち、復旧支援金も募る。演奏に参加するのは、熊本市内にある熊本中央高校、熊本国府高校、熊本農業高校、熊本西高校、熊本工業高校、御船町にある御船高校、小国町にある小国高校の7校で総勢180人。そのほか寄付集めや会場警備でボランティアが約50人参加する。各校が20~25分計40曲ほどを演奏し、最後に「やってみよう」を合同で演奏する。

 コンサートに出演する熊本中央高校吹奏楽部部長の中島悠愛(ゆあ)さん(3年)は「今も地震のトラウマ(心的外傷)に苦しんでいる友人がいるので、コンサートを通して元気を届けたい。地震の時に支えていただいた方々に恩返ししたいという先輩たちの思いを、次の世代にも紡いでいければ。熊本のシンボルでもある熊本城の一日も早い復興・復旧を、熊本市中心部の商店街と一緒になって、聴いてくださる方々に笑顔を届けられれば」と意気込む。

 開催時間は14時~17時。観覧無料。

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