ライフラインが止まった災害時に電気やガスを使わず食事を調理する方法を学ぶ体験型講座が11月30日、飽田公民館(熊本市南区会富町)で開催された。主催は飽田東・西小学校家庭教育学級。
今回で2回目になる同講座。「食を通して楽しく防災を学ぶ」をテーマに「ペットボトルピザで手作りピザを味わおう」と題し、人とのつながりや協力することで生まれる一体感をピザ作りで子どもたちに体験してもらうのが狙い。講師は、防災に関する講演やワークショップなどを行っているNPO法人「ソナエトコ」の徳山理恵さんが務めた。
当日は、2小学校に通う児童とその家族合わせて42人が参加。ペットボトル内に材料を入れた後、振ったり温めたりすることでピザ生地を発酵させた。生地には、参加者が持ち寄った野菜やソーセージ、チーズなどをトッピング。一斗缶を加工したピザ窯で焼き上げた。参加者は完成したピザを切り分けて味わった。
飽田東小学校3年の幸野杏奈さんは「どうやってペットボトルでピザを作るのか不思議だったが、作れてびっくり。生地を作るのが大変だったが、さくさくでおいしいピザができた。食べてくれた人がおいしいと言ってくれてうれしかった」と話す。