地球環境について学ぶ「地球環境防衛隊 空港見学会」が5月16日、阿蘇くまもと空港(益城町)で行われた。
地球環境防衛隊は、子どもたちの未来のために、再生可能エネルギーの活用・普及、地域社会への啓発活動を通じて、地域社会全体の環境保全に取り組んでいる。地域の保育所、幼稚園・小中高生によって構成。教育機関・行政・企業・地域住民などが支援者として参加している。
今回は、普段は入れない空港の裏側を見学し、環境に優しい航空の仕組みを学ぶことを目的に開催。小学生と、その保護者合わせて44人が参加した。
会場はくまもとSDGsミライパーク、JALカウンター、ランプエリア(航空機駐機場周辺)の3カ所。11時30分からと13時からの2回に分けて行われた。
ミライパーク内のオリエンテーションでは、日本航空熊本支店長の尾道早織さんが事業の趣旨についてあいさつ。その後、地球環境防衛隊事務局を努める「未来樹」(熊本市北区植木町)の新永隆一社長が、家庭で使った植物性の油を回収し、ごみを取り除いて高純度のバイオディーゼル燃料を作る「わくわく油田プロジェクト」を紹介。国内では年間約10万トンの廃食油が捨てられており、回収した油は建設機械やトラック、発電機などに活用していることなどを伝えた。
同支店の長与啓介さんはトーイングトラクターを紹介。航空機をけん引したり荷物を運んだりする車両で、くまもと空港では全国に先駆けてバイオ燃料を導入し、現在3台が稼働していることを説明した。
JALカウンターでは、職員が荷物の種類や飛行機までの運搬の流れを説明。ランプエリアでは、カウンターから流れた荷物を車両に積み、航空機まで運ぶ作業を見学。参加者は実際に車両に乗り込んで記念撮影を行い、同空港を飛び立つ飛行機を近くで見送った。
父親と参加した小学5年の佐藤新さんは「荷物を運ぶところの中に入れてもらえて良かった。環境に良い植物の油で走っている車のにおいが天ぷらみたいで、おなかがすいてしまった。飛行機を近くで見られて、パイロットが手を降ってくれてうれしかった」と話した。