
「第10回熊本城復旧チャリティーコンサート~継承~」が6月14日、熊本市中心商店街のサンロード新市街で開催される。主催は熊本市新市街商店街振興組合と熊本地震復興支援コンサート委員会。
会場となるサンロード新市街で熊本地震直後の2016(平成28)年6月、高校生の発案で「熊本城復旧チャリティーコンサート」を開いたのがきっかけで始まり、今回で10回目。さらに発表の場を増やせればと、2018(平成30)年からは12月に「クリスマスコンサート」も開いている。
「音楽を中心に笑顔あふれる楽しいコンサート」というコンセプトの下、高校生による吹奏楽演奏や合唱、ダンスを披露。高校生が自作したメッセージボードや募金箱を持ち、復旧支援金も募る。演奏に参加するのは、熊本市内にある熊本中央高校、慶誠高校、熊本国府高校、熊本農業高校、熊本工業高校、御船町にある御船高校の6校で総勢240人。そのほか寄付集めや会場警備でボランティアが約60人参加する。各校が20分計40曲ほどを演奏し、最後に「明日があるさ」を合同で演奏する。
コンサート委員会委員長で熊本中央高校の柚留木千捺(ゆるきちなつ)さん(3年)は「熊本中央高校からは、復興が続く熊本城が見える。夕方になるとライトアップされ、昼間とは違った幻想的で力強い姿を見せてくれる。その姿を目にすると、『大変な毎日だけど、明日も頑張ってみようかな』という気持ちになる。熊本城のように、私たちもこコンサートを通して、多くの人に明日への活力を届けることができれば」と意気込む。
開催時間は14時~17時。観覧無料。