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天守閣が復活した熊本城 「熊本城公式アプリ」も同時公開

5年ぶりに復活した熊本城天守閣の内部

5年ぶりに復活した熊本城天守閣の内部

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 2016年4月の熊本地震で被災した熊本城の天守閣が復活し、6月28日、内部が公開された。

1階展示の「天守軸組模型」=天守閣が復活した熊本城

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 今回の復旧では、震災前の熊本城には無かったスロープや小型エレベーターを設けるなどバリアフリー対応を強化。入園者が石垣に近づく地階には、石垣の正面に金属製の支柱と高強度の金網を配して安全対策を行うなど、耐震補強も行った。

 地上6階・地下1階から成る「大天守」では、地階は現存する遺構を生かした「穴倉」、1階は「加藤時代」、2階は「細川時代」、3階が「近年」、4階が「現代」をテーマとし修理と復元の歴史の展示や「復興城主デジタル芳名板」(4階)を設置した。1階には復元設計を手掛けた藤岡通夫さんによる縮尺100分の1の「天守軸組模型」の展示や俳優の高良健吾さんのナレーションによる動画上映も実施。6階は床や柱や天井に熊本県産材の桧を使った「展望フロア」で熊本市内が一望できるなど、各フロアに多くの見所を用意する。

 併せて、「熊本城公式アプリ」もリリース。多言語音声ガイドや字幕の解説で展示を楽しめるほか、6階のARマーカーをアプリで読み取ると西南戦争で焼失する前の風景と現代の風景を重ねて楽しむことができる。音声には熊本市親善大使を務める女優の宮崎美子さんを起用。ダウンロード無料。

 公開時間は9時~17時(最終入園は16時30分)。特別公開入園料は、高校生以上=800円、小・中学生=300円、未就学児無料。年間入園券(発行日~1年間、高校生以上=1,600円)も用意する。

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