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熊本城天守閣が5年ぶりに復活 特別公開始まる

公開された天守閣に足を運ぶ市民ら

公開された天守閣に足を運ぶ市民ら

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 2016(平成28)年4月の熊本地震で被災した「熊本城」が復旧の上、5年2カ月の月日を経て6月28日に公開され、9時の開門から多くの人が訪れにぎわった。

天守閣復活を果たした熊本城天守閣の外観=熊本城天守閣が5年ぶりに復活

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 熊本城は約400年前(安土桃山時代)に加藤清正公によって築城、1607年に完成した日本三名城の一つ。1877(明治10)年に勃発した西南戦争の開戦直前に火災に遭い消失。その後、1960(昭和35)年に再建されるも、熊本地震で再び石垣や屋根の崩落など、大きな被害を受けた。

 その翌年より天守閣本格復旧に着手。2019年10月に「熊本城 特別公開 第1弾」として有料公開エリアの一部を公開。2020年4月には復旧工事中でも安全に本丸を見学することができる地上約6メートルの空中通路「特別見学通路」を完成させ、「熊本城 特別公開 第2弾」を実施。この度、「第3弾」として天守閣等の復旧を終え、公開が実現した。

 7時ごろから開門を待っていた熊本市在住の柳詰修史(やなぎづめまさふみ)さんは「やっと中に入れる。地震で長く入れなくなると思わなかった。第1弾公開時、大人数でにぎわったのが懐かしい。宇土櫓の復旧も楽しみ」と笑顔で話していた。

 公開時間は9時~17時(最終入園は16時30分)。特別公開入園料は、高校生以上=800円、小・中学生=300円、未就学児無料。年間入園券(発行日~1年間、高校生以上=1,600円)も用意する。

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