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特産ミカンで作った「芳野えーる」 東海大生、地域の魅力をクラフトビールで発信

ビールを持つ小林教授

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 酒販店「川上酒店」(熊本市中央区万町2)が8月1日、クラフトビール「芳野(よしの)えーる」を発売した。

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 東海大学熊本キャンパス(東区渡鹿9)文理融合学部地域社会学科(旧経営学部観光ビジネス学科)エコツーリズム研究室が、過疎化が進む芳野地域の魅力を再発見し地域を活性化させたいと、2013(平成25)年から観光資源調査を実施。クラフトビール発売は、その一環。

 2015(平成27)年から、交流人口を増加させることを目的に、特産品のミカンをテーマにしたイベント「オレンジカクテルナイト」を地域と共に7年間にわたり開催。このイベントに関連し、ミカンを原料に製造したのが「芳野えーる」。芳野地域への感謝と応援の意味を込めて名付けた同商品は、「ミカンの芳醇な香りと爽やかなのどごし」が特徴だという。第2弾となる今回は、地元のブラッドオレンジを使った新テイストを開発した。

 パッケージは有明海に沈む夕日をイメージしたものと、芳野地域のミカンと太陽をイメージしたものの2種を用意。当時の観光ビジネス学科4年生とその友人がデザインしたという。

 同研究室の小林寛子教授は「これまでは大学の研究室が中心となり地域振興の活動を引っ張ってきた。今後は『地域が主役』をテーマに、地域の方を中心に地域のやりたいことを、我々は一番の応援団としてサポートしたい。芳野地域には魅力がたくさん詰まっている。多くの人にその魅力を感じてもらい、今後も交流がたくさん生まれてくれれば」と期待を込める。

 内容量は330ミリリットルで、価格は825円。同店で販売するほか、「World Beer Terminal KAEN」(中央区下通1)でもグラスで提供する。

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