8月に公開した「熊本市政令指定都市移行10周年記念スペシャルムービー」が11月21日、「地域プロモーションアワード2022 秋吉久美子賞」を受賞した。
同市は2012(平成24)年4月、全国で20番目の政令指定都市となり、5つの区が誕生。動画は、今年4月に政令指定都市移行10周年を迎えたことを記念して制作。移行後生まれた5区の魅力を、現代に迷い込んだ武将や姫が体感していく内容となる。熊本地震から6年が経過し、立ち上がっていく熊本市の軌跡も紹介する。
地域プロモーションアワードは、地域活性化センターが地域の魅力を国内外に発信する広報PR活動の一助とするために地域プロモーション事業の推進を行っており、その一環で優れたパンフレットや動画を表彰するもの。
4回目となる「ふるさと動画大賞」には応募数136点から8点が受賞。審査委員の一人、秋吉久美子さんは「時代劇と現代の熊本をうまくスイッチさせながら、熊本の魅力、生命力を表現している。同時に熊本という地域都市に特化せず、日本人そのものの脈々とした力強さ、明るさも感じることができた」と話す。
熊本市広報課の中山浩志さんは「熊本の美しい風景や熊本地震から力強く復興した姿、この10年で変化した熊本を詰め込んだ作品。動画を見終わった後、熊本を知っている人は共感や懐かしさを、知らない人は力強い熊本市の魅力を感じていただければ」と話す。