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フルーツが主役の「熊本プリン」 観光農園が開設、新たな観光資源に

店の前に立つ前田社長

店の前に立つ前田社長

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 さまざまなフルーツ狩りを楽しめる観光農園「吉次園」(熊本市北区植木町木留、TEL 096-273-2544)が11月19日、「熊本プリン」をオープンした。

商品と店の様子

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 多様なフルーツを多くの人に気軽に食べてほしいと、フルーツが主役のプリン専門店を立ち上げた。ロゴマークは山から猿が果物を食べに来ることをイメージして熊本のキンシコウをモチーフにする。

 自社農園、地元の契約農家で栽培されたフルーツ、牛乳は熊本県産、卵、生クリーム、砂糖は国内産、バニラビーンズは栽培から発酵、熟成までマダガスカル産を使う。衛生面にも考慮し、商品は全て店内工房で製造する。

 提供するレギュラー商品は、保存料、着色料、乳化剤無添加で卵とバニラビーンズの香りが楽しめる「なめらか」(420円)、火の国熊本をイメージし自家製イチゴを使った3層構造の「火の国いちご」、水の国熊本をイメージしたラムネ味の「水の国ラムネ」の3種。定番とは別に季節に応じて2~3種の商品を販売する。1月末ごろまでは、熊本産ミカンを使ってジュレプリンに仕上げた「熊本みかん」、キャラメルソースでコンポートした自社産リンゴを使う「キャラメルりんご」(以上450円)を販売。そのほかデコポン、桃、シャインマスカット、ブルーベリーなどの商品開発も考えているという。

 前田正明社長は「観光農園だからこそできるプリンを作った。自社で栽培した栗や商品化するのは難しいといわれるスイカにも今後、挑戦したい。地元の人はもちろん、観光で訪れた人が土産に買ってもらえるよう容器にもこだわった。気軽に立ち寄れる新たな観光資源になれば」と期待を込める。

 営業時間は10時~17時。水曜休園。

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