「中央区まちづくりワークショップ」が11月29日、中央公民館(熊本市中央区草葉町)で開催された。
同市は2012(平成24)年4月、全国で20番目の政令指定都市となり、5つの区が誕生。その一つである中央区でこの10年間を振り返り、市民がこれからどんな地域にしたいのかを話し合うワークショップを企画した。毎回テーマが変わり、5回シリーズの1回目となる。
今回は「地域の防犯・防災について」をテーマに、地域の自治会、防災連絡会、防犯協会、中央区職員のほか、中央区に在住、通勤、通学する大学生など一般公募を加えた計25人が参加した。
イベントに参加した黒髪校区第5町内自主防災クラブの村上会長は「他の校区の活動の実情を知ることができて良かった。近くに大学があるので、ワークショップに参加した大学生の意見も自身の今後の活動の参考になった。さまざまな意見が聞けたし、つながりもできて良かった」と振り返る。
企画した中央区総務企画課の宮下綾さんは「幅広い世代に参加いただけてうれしい。今回の防災については、熊本地震を経験したからこそ、当時を振り返り、さまざまな意見が出てきたと思う。今後、テーマは『子育て』『健康・福祉』『にぎわい』『地域のつながり』と続いていく。テーマを絞ることで、より深い意見交換ができる。今回いただいた意見を今後の区のまちづくりに生かしていきたい」と話す。