熊本城ホール(熊本市中央区桜町)で1月29日、「熊本市区制10周年記念イベント」が開催される。
熊本市が政令指定都市になり、中央区・東区・西区・南区・北区が設置されてから10年。これを記念し開催するイベントのテーマは「受け継ぐ都市くまもと これまでの10年、これからの10年」。
事業は県内の大学生が企画。「熊本市区制10周年を盛り上げたい」と、事務局となる熊本シティエフエム(辛島町8)が呼びかけて始まった。16人の学生が集まり、10周年記念動画、まちづくり優良事例集の取材・編集・制作を行い、イベントでの職業体験ブース企画を手がける。イベント運営には各セクションを手伝う学生ボランティア50人が集まった。
イベントは2会場で実施。シビックホールでは、記念動画上映、各区代表の計5団体によるまちづくり優良事例発表、市長と学生による「これからの10年」をテーマにしたパネルディスカッション、神楽や太鼓など地域文化に絡む計6団体がステージ発表を行う。展示ホールでは、「みらいフェスタ」と題し、画家、ミュージシャン、バーテンダーなど計9の職業体験ブースを実施。そのほか5区それぞれの魅力を伝えるブースを設置。eスポーツ体験など各区の取り組みを紹介するほか、自慢の地域物産を販売する。
主催する熊本市地域政策課の松村将大さんは「熊本市が政令指定都市になり10年がたった。各区のまちづくりの取り組み、文化団体の取り組み、親子で楽しめる企画をたくさん取り入れた。これからの熊本市のまちづくりを担う若者が参画してくれててうれしい。学生にとっても、まちづくりに触れる貴重な機会になれば。感染対策をしっかり行うので、気軽に足を運んでほしい」と話す。
開催時間は10時~17時。入場無料。