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熊本で「防災士フォローアップ研修」 スキルを地域で生かすきっかけに

イベントチラシを持つ危機管理防災総室の羽廣さんと渡邉さん

イベントチラシを持つ危機管理防災総室の羽廣さんと渡邉さん

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 「防災士フォローアップ研修」が1月18日、熊本・市民会館シアーズホール夢ホール(熊本市中央区桜町)で開催された。

会場の様子

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 主催は熊本市で、市の防災に関する最新の取り組みの紹介や有識者からの防災に関する学びの場を提供。防災の知識を持つ防災士同士や、防災士と地域のつながりを構築し、地域防災力の向上を図るのが目的で、市内在住の防災士約130人が参加した。

 研修は3部構成。1部は地域における防災士の活動について、熊本市政策局危機管理防災総室の上村室長が報告。2部は「地域の防災士の活動について」をテーマに、それぞれの地域で実際に活動している健軍校区の荒木逸治さん、黒髪校区の上野恵美さん、向山校区の野間口壽子さん、城東校区の松里健一さんの4人がパネリストになり、意見交換を行った。3部は今後の市の取り組みについて、危機管理防災総室から説明を行った。

 参加した力合西校区の渡邉弘幸さんは「防災士を取得したが、何をどうしたらいいか分からなかったので、さまざまな話が聞けて良かった。知識を得ること、伝えていくこと、つながりを大事にして、自分にできることを行動に移していきたい」と話す。

 危機管理防災総室の羽廣正樹さんは「防災士を取得する人が増えているが、それを地域で活用したくてもどうすればいいか分からない人は多い。災害はいつ起こるか分からないからこそ、日頃からのつながりが大切。今回の研修を通して、自身のスキルを地域で生かすきっかけになれば」と話す。

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