「身近な『できる』で防災活動講座」が9月30日、熊本市中央公民館(熊本市中央区草葉町5)で開催される。
主催は、熊本を中心に防災啓発・被災地支援などを行うNPO法人「ソナエトコ」。今回は、主に防災士を対象とした講座を開く。
熊本市には現在、1600人ほどの防災士がいるという。同NPOの担当・徳山理恵さんは「熊本は震災や水害を経験している地域であり、防災意識が高い人が多い。県や市が防災士養成講座を毎年実施していることもあり、防災士は年々増えているが、資格取得後、どのように活動していいか分からない人が多いのも現状」と話す。
講座は全6回。初回と最終回の全体会では、「それぞれが持つ『強み』を探すワークショップ」を行う。10月~1月に4回行う講座では「ことば」「デジタル」「子育て」「コミュニケーション」をテーマに、神戸や名古屋から講師を招き、実際に自分のスキルや経験を生かして防災活動を行っている話を聞く。「実例を知ることで、今後の活動のヒントにしてもらいたい」という。
徳山さんは「防災は全ての人に関係があること。特別な学問にするのではなく、日常生活の中で誰でも参加できるような活動にしていきたい。防災士はもちろん、防災士資格はないが防災活動に興味がある方も気軽に参加してほしい」と呼びかける。
開催時間は10時~11時30分。参加無料。事前申込制で、今月20日まで受け付ける。