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熊本市北区で「防災シンポジウム」 共助の力でまちを強く

講演する中渡さん

講演する中渡さん

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 「北区防災シンポジウム」が2月11日、植木文化ホール(熊本市北区植木町)で開催された。

シンポジウムの様子

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 主催は熊本市北区で、「住民が守り、守られるまちづくり」をテーマに、防災で大切な「共助」を主体とした地域防災を考えるのが目的。区の防災に関する取り組みの紹介や有識者からの防災に関する学びの場を提供。北区在住を中心に熊本市民約250人が参加した。

 研修は2部で構成。1部は「令和2年7月豪雨災害と球磨村役場の防災施策」について、球磨村役場総務課防災管理官の中渡徹さんが講演。続く2部は今回のテーマに基づき、それぞれの地域で実際に活動している田底校区防災連絡会事務局長の前田正男さん、武蔵校区第4町内自治会会長の両角光男さん、城北校区防災連絡会事務局長の松本康宏さん、小崎昭也北区長の4人がパネリストになり、アドバイザーの中渡さんを交えて意見発表・意見交換を行った。

 参加した清水校区在住の石丸さんと野口さんは「どの校区も変わらず問題があるのだなと感じた。町内での防災についての取り組みが行き詰まっていたが、ヒントを得ることができたので今後に生かしたい」と話していた。

 北区総務企画課の有田美保子課長は「『ずっと住みたいわがまち北区』をスローガンに安全安心なまちづくりを進めている。災害はいつ起こるか分からないからこそ、日頃からのつながりが大切であり、共助の意識が必要。今回のシンポジウムを通して、少しでも気づきになってもらえれば」と期待を込める。

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