テイクアウト専門店「カマドノゴハン」(熊本市南区平成2、TEL 096-377-8878)が熊本・平成にオープンして、10月9日で1カ月がたった。
弁当と総菜をテイクアウト販売する同店。「郊外のデパ地下グルメがコンセプト」と部長の前原将史さんは話す。「デパ地下に並ぶ総菜や弁当は、ただ空腹を満たすだけのものではなく、わざわざ買いに行きたいと思うもの。そんな風に思ってもらえるような店を目指している」という。
商品は全て店内で手作りする。前原さんが「吟味して」仕入れた県内外の旬の食材を、できる限り添加物を使わず、食材が持つうまみと基本の調味料だけで調理する。
ショーケースには「プリプリ大えびマヨ」(100グラム、620円)、「ローストビーフサラダ」(同、580円)、「栗とさつまいもの秋色白和え」(同、420円)などの総菜を並べる。人気商品だという「シャドークイーンのポテトサラダ」(同、380円)に使う芋は、北海道の農家から直接取り寄せた。「貯蔵庫に雪を入れて長期貯蔵した芋は糖度が高くなる。芋本来のおいしさを感じられるよう、自家製マヨネーズでシンプルなポテトサラダに仕上げた」という。
弁当は、可能な限り温かいものを提供したいとの思いから、注文を受けてから作る。
前原さんは「お客さまの日常の食卓に並べてもらい『おいしい』と言っていただけるような総菜を作っている。まずは地域の方に愛される店になり、今後は熊本のいろいろな地域に『郊外のデパ地下』を増やしていきたい」と意気込む。
営業時間は10時30分~20時。