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熊本市・坪井で「防災マルシェ」 地域で安全なまちづくり目指す

第一幼稚園のステージ

第一幼稚園のステージ

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 「防災マルシェ・坪井さくらマーケット」が3月31日、坪井中央公園(熊本市中央区坪井6)で開催された。

当日の様子

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 主催は黒髪校区18町内自治会。災害時の知識を増やし、地域住民と協力して安全なまちづくりを目指すのが狙い。会場には、防災体験ブース、企業ブース、フードブースの3つのコーナーに計19の団体が集まり、家族連れや通りすがりの人など多くの人が各ブースを訪れた。

 ステージでは冒頭、主催者を代表して黒髪校区第18町内自治会長の鶴田裕介さんがあいさつ。その後、第一幼稚園の合唱、シンガー・ソングライターのニッキー・ボリバンさんのライブ、ピアニストでシンガー・ソングライターの坂田飛鳥さんとバイオリニストの黒木真子さんのライブ、ジャズポップスボーカルの弓削一菜(ゆげかずな)さんとピアニストの森内良子さんによるライブ、千唐流(ちとうりゅう)空手演舞が披露された。

 防災体験コーナーでは、熊本市消防局協力の下、消防車・はしご車などの展示、AED体験、的当て疑似消火体験、災害VR体験を実施。コーナーを回って集めるスタンプラリーも同時開催。小中学生限定で全ての体験コーナーを回った人に防災グッズを進呈。園内の「憩いの家」(公民館)で防災用語習字作も展示した。

 企業ブースでは、地域の企業が中心に集まり、防災や防犯、事故防止に関わるさまざまなことを提案。フードブースでのキッチンカーによる出店のほか、熊本大学メイクフレンズサークルによる「バルーンアート」も行われた。

 参加した近くに住む本田修一さんは「家族で参加したが、さまざまな体験ができて良かった。防災について学べる機会があるのは大事なので、定期的に開いてもらえれば」と期待を込める。

 鶴田さんは「当初予定していた日から延期になったが、無事に開催できて良かった。初めての開催で試行錯誤はあったが、たくさんの人が会場に足を運んでいただき、楽しみながら防災について考えてもらえたのでは。今回のイベントをしっかり検証し、次につなげていきたい」と振り返る。

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