大学生と小学生の交流イベント「見習いサンタのトレーニング!ゲームをクリアして一人前のサンタになろう」が12月15日、中央公民館(熊本市中央区草葉町)で開催された。
熊本大学教育学部公認サークル「メイクフレンズ」が企画。同サークルは2000(平成12)年にスタートし、現在は約160人の部員が在籍している。熊本市の公民館と提携してさまざまな活動を展開。小学生を対象に運動会、すごろくなどの企画・運営を行う「単発班」、主に高学年の児童と企画から一緒に考え実行する「プランナー」班、料理やクリスマスイベントなどを行う「ホール」班に分かれている。今回のイベントは「ホール」班の学生19人が企画。当日は小学生1~5年生24人が参加した。
児童は8班に分け、各班に2人ずつ学生を配置した。イベントは3部で構成。1部では「記憶力迷路」と題して、与えられたヒントを基に架空の主人公がどこに向かったのか目的地を探してもらった。2部は「ボール運び」。ビニール袋の四方それぞれを4人でつかんで風船を載せ、与えられたミッションをクリアして目的地まで運んでもらった。3部は「宝探し」。学生から出された謎を解きながら宝を探してもらった。宝を見つけた児童が喜ぶ様子も見られた。最後に、学生が児童全員にサンタ免許証を配り、終始和やかな雰囲気でイベントを終えた。
妹と参加した小学3年生の橋口聖さんは「宝探しが一番楽しかった。お兄さんやお姉さんが優しかったし、みんなと一緒にやり遂げられたのがよかった」と声を弾ませていた。
「ホール班」の代表を務める重久怜未さんは「児童の目線で楽しめるかを考えるのが難しく試行錯誤の連続だったが、やりがいもあった。普段経験できないことだったので勉強になった」と振り返る。