![店舗前に立つ中村さん](https://images.keizai.biz/kumamoto_keizai/headline/1706562732_photo.jpg)
焼き鳥店「TORIDORI(トリドリ)水道町」(熊本市中央区水道町)が1月6日、中心市街地にオープンした。TORIDORI(下通1)が手がける4店目となる。
焼き鳥店を営む中村圭祐さんとクリエーティブディレクターの大西裕輔さんが2022年に立ち上げた同社。熊本市中心部で焼き鳥店2店を経営する中村さんだが、昨年9月にフランチャイズ1号店となる「ニュートリドリ」を健軍商店街にオープン。今回の店は同社初となるランチ営業も行う。
コンセプトは「焼鳥と〇〇とナチュラルワイン」。ベースとなる焼き鳥とナチュラルワインに加え、時期によって異なる熊本の旬の食材を使った季節の料理を用意する。焼き鳥12種程度、「赤牛と生ウニの炙(あぶ)り」「熊本野菜の焼き合わせ」「原木しいたけの天ぷら 温玉とパルミジャーノ」など季節の小皿料理25種程度、グラスワイン5種を用意し、店主が薦める日本酒もそろえる。
盛り付ける器は、有田焼や九谷焼などの伝統工芸品を使用。「食と共に器の美しさを楽しんでほしい」と、料理は大皿ではなく小皿で1人分ずつ提供する。
店内は鉄筋コンクリートのスケルトンに、木造の空間。梁(はり)はほとんど金具を使わずに木組みし、高さを低めに設定。壁は土壁のような質感に仕上げ、122平方メートルある店内には、カウンター5席、テーブル・座敷40席を用意する。
中村さんは「食材は生産者が見える市場に直接買い付けに行く。日によって違う旬のものを使うことで、食材、人の縁をお客さまに届けたい。その土地に寄り添い、今あるものや古き良きものを生かす空間づくりを行うことで、熊本に限らず日本全国、海外も視野に入れてブランド展開してきたい」と意気込む。
営業時間は、ランチタイム=11時30分~15時、ディナータイム=18時~23時。