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熊本・野田に夜アイス店「ごほうびアイス」 郊外にも若者が楽しめる場所を

ごほうびアイス・店主の下田詩衣奈さん

ごほうびアイス・店主の下田詩衣奈さん

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 夜アイスの店「ごほうびアイス」(熊本市南区野田2)が熊本・野田にオープンして、6月1日で3カ月がたつ。
店主の下田詩衣奈さんは熊本・宇城市出身。大学卒業後は大阪の一般企業に就職し、事務として働いていた。「大阪にいた頃に『夜アイス』がはやりだして、仕事終わりに食べ歩いていた。もともとアイスが好きだったことと、夜に食べるという特別感が楽しくてはまった」と話す。

ごほうびアイス、商品と店舗

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 両親が経営する介護施設を手伝おうと、熊本に帰郷。「母が介護施設の傍らドーナツ店を営んでおり、店の手伝いもしているなかで接客の楽しさを感じた」という。大阪にいた頃に漠然と思い描いていた「熊本に夜アイスの店を出すこと」を現実的に考えるようになっていったという。

 「熊本で若い人たちが楽しむ場所というと、『まち』と呼ぶ中心市街地だけのイメージ。松橋に住んでいた自分の学生時代を振り返ると、ドライブが好きでよく出かけていたが、車で出かけられる郊外にも楽しめる場所があればいいのにと思っていた」と下田さん。車で出かけられる郊外を中心に物件を探し、同所と出合い出店を決めた。

 メニューは、キャラメル(580円)、抹茶あんこ(600円)、ホワイト(630円)、チョコバナナ、イチゴ(以上650円)など9種類のグランドメニューと、期間限定メニューを用意。「もともと期間限定メニューを作るつもりはなかったが、宇城市内で果樹農家を営む知人からコラボレーションしないかと声をかけられて作ったのが始まり」と話す。その後も、客としてアイスを食べたという宇土の若手農家から「うちの果物を使ってみないか」とSNSでダイレクトメッセージが届いたことをきっかけにコラボ商品を出すなど、不定期に限定メニューを出している。

 下田さんは「好きという気持ちだけで素人が始めた店だが、人と人との縁がつながって、たくさんのお客さまに来ていただいている。学校帰りや仕事帰り、家事が終わった後、自分へのご褒美として食べに来てもらえたら」と呼びかける。

 営業時間は15時~24時。月曜定休。

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