夏休みに親子で防災を学ぶ「防災スクール」が8月4日、熊本県防災センター(熊本市中央区水前寺6)で開催された。
主催は熊本県危機管理防災課。親子で楽しみながら防災を学んでほしいと、小中学生を対象に開催する夏休み特別企画の1回目。
昨年5月にオープンし、プロジェクションマッピング、VR(バーチャルリアリティー)などを使った防災学習ができる同施設で開いた。
当日は親子21組55人が参加。「天気のふしぎを実験で体感!」をテーマに、防災士や気象予報士らと一緒に、実験やゲームを楽しんだ。
第一部は座学で、発生する可能性のある災害を知るヒントを天気図などから学んだ。実験では、ペットボトルで雲を作ったほか液状化現象を再現した。
第二部は、展示室のパネルなどを見学しながら、熊本で発生した災害や、災害に備える考え方などを学んでもらった。施設内数カ所にある2次元コードから防災に関するクイズを解いていく「デジタルぼうさいクイズツアー」も体験。親子で協力しながら取り組む様子が見られた。
両親と参加した小学5年生は「雲を作る実験が楽しかった。天気の話を聞いた後だったので、どのように気圧か変わるのかなど考えながら作った」と話す。
2回目となる8月10日には、「カードゲームで覚える防災グッズの作り方!」をテーマに開く。