
小学生を対象としたミニ運動会「わくわくこどもプロジェクト」が6月15日、碩台小学校体育館(熊本市中央区井川淵町)で開かれた。
同イベントは、中央区が推進する「地域と企業等を結ぶ応援事業」の一環。昨年度のワークショップをきっかけに、運動指導を行う「トヨダ体育教室」(益城町)と碩台校区、九州ルーテル学院大学が意見交換を重ね、3者協働で企画・実現した。学生が地域の活動に関心を持ち、主体的に運営に関わることや、遊び場の少ない同校区の子どもに運動の機会を提供することが目的。
当日は、小学生23人と保護者31人、大学生9人が参加。開会式、準備体操の後、チーム対抗でフラフープを手をつないだまま1周する「手つなぎフープくぐり競争」や、空き缶にのせた卓球ボールを乾杯のようにリレーしていく「乾杯リレー」など、4つの競技に挑戦した。トヨダ体育教室のスタッフによるアドバイスの下、大学生も競技に加わり、会場は笑顔と声援に包まれた。
「アンパンマンのあんは粒あん?」「月は自分で光っている?」といった大学生が考えた〇×クイズも行った。同大学1年の岩永優美さんは「自分たちの考えたクイズで会場が盛り上がってうれしかった。保護者の方も楽しんでくれてよかった。また参加したい」と話す。
トヨダ体育教室の中島千恵副社長は「学生たちがチラシ制作やイベント名の考案にも関わり、主体的に取り組んでくれた。地域の課題解決に向け、今後も大学や企業と連携していきたい」と意欲を見せる。