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玉東町で「フットパス」開催へ 西南戦争の遺跡や木葉の古町を散策

玉東フットパス愛好会の田尻会長とコースマップ

玉東フットパス愛好会の田尻会長とコースマップ

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 玉東町の北部一帯を散策するイベント「玉東(ぎょくとう)フットパス」が6月13日、開催される。今回のコースは「木葉の町並みと三池往還コース」。かつて交通の要衝として栄えた旧木葉村の町並みや各所に残る西南戦争の遺跡を見ながら、現在の熊本市と大牟田市三池を結ぶ江戸時代の旧道「三池往還(みいけおうかん)」を散策する。

玉東フットパスのスタート看板

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 スタートはJR鹿児島本線木葉駅。各コース3人のガイドを配置。約2時間・4キロのコースと、約3時間・5.7キロのロングコースのいずれかを選べる。
 コース沿いには、西南戦争の政府軍基地の遺跡やゆかりの寺、鎮守の神社と伝統工芸品「木葉猿(このはざる)」の窯元があり、参加者はコースマップと水を手に、古くからの小路をゆっくりと歩くことができる。
 ゴールはスタート同様、木葉駅。ゴールした参加者に、軽食と町の特産「ハニーローザ」のソフトクリームを準備する。

 フットパスとは、イギリスを発祥とする公共の散歩道への取り組み全般のことをいう。日本では、森林や田園地帯、地域に昔からあるありのままの風景を楽しみながら歩くイベントや遊歩道のことをフットパスと呼ぶようになった。

 玉東町では昨年春からフットパスの取り組みが行われており、今年は荒天や新型コロナの影響で、3月と5月に予定されていたイベントが中止となった。

 玉東フットパス愛好会の田尻隆会長は「町外から町に来てもらえると、町のことを知ってもらえるし、会話が生まれる。そうすると、もっと町をきれいにしたくなり、そこに住む私たちもうれしい」「退職後の生きがいとして始めたが、勉強していくと、人にしろ、街にしろ、玉東町には素晴らしいものがあるので、そこに触れていただきたい」と呼び掛ける。

 集合時間は9時30分。参加料は1,000円(コースマップや水、軽食、ハニーローザミニソフト込み)。定員は20人で、応募者多数の場合は抽選。当日は参加者の検温、健康チェックを行う。雨天中止。参加は、ホームページの申し込みフォームで受け付けている。

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