「身近な『できる』で防災活動講座」が12月15日、熊本市西部公民館(熊本市西区小島2)で開催された。主催はNPO法人ソナエトコ
主に防災士を対象とし、防災活動の実践者を講師として招いて今年9月から開いてきた講座の5回目。今回は、新潟県長岡市で子育て支援、多世代交流事業、地域食堂運営などを行っている佐竹直子さんを講師に招いた。
テーマは「多世代交流」。1999(平成11)年から子育て支援を行ってきたという佐竹さんは、2004(平成16)年の新潟県中越地震で被災したとき、「子育て世代に限らず、世代を超えて社会全体でつながる重要性を痛感した」と振り返る。当日は、地域全体でつながることを目的に運営している多世代交流館の取り組みが、災害時の支え合いになることについて詳しく説明した。
受講した築地原沙織さんは「防災は身近な問題。その地域に住む人たちが中心となって災害への備えや、復興を進めるという点に共感した。ボランティア活動時にも押し付けがましくならないようにして、被災者と協力し合いたい」と話す。
最終回となる第6回は、1月26日に熊本市中央公民館で開催予定。今回までの講師を改めて招き、パネルディスカッションを行う。開催時間は10時~11時30分。受講無料。要申し込み。申し込みは同NPOが受け付けている。1月21日まで。