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熊本の被災施設に「空気から飲み水」サーバー 保育園・歯科医院へ無償貸し出し

被災施設に設置されたウオーターサーバー「OISHII-AIR」

被災施設に設置されたウオーターサーバー「OISHII-AIR」

 令和8年熊本地震で被災した熊本県内の保育園や歯科医院などに8月、空気から飲料水を作るウオーターサーバー「OISHII-AIR(オイシイエア)」が無償で貸し出された。

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 同機器は、大分県由布市の電子機器メーカー「デンケン」が製造。空気中の水分から飲料水を作る仕組みで、家庭用100ボルトの電源があれば水を補給せずに使用できる。温水にも対応し、飲料水の確保や乳児用ミルクの調乳などへの活用も想定する。

 今回の貸し出しは、大分県の災害中間支援組織「おおいた災害支援つなぐネットワーク(O-Link)」が仲介。八代市、宇城市、熊本市、合志市の保育園や歯科医院など6カ所への貸し出しにつながった。

 きっかけは、被災者支援団体などが情報共有を行う「火の国会議」で、同機器について情報提供があったこと。会議に参加していたおおいた災害支援つなぐネットワークの内田勝之さんが、大分県内の企業が開発した製品だと気付き、デンケンに相談。同日中に無償貸し出しが決まったという。その後、現地で被災者支援に携わる防災士の徳山理恵さんが、保育園や医療機関など提供先となる6カ所を調整した。

 内田さんは「父が熊本市出身で、熊本には親戚も多く住んでいる。10年前の地震の時にも被災地支援を行った。自分にとって大切なふるさとである熊本の復興に、微力ながら携わることができれば」と話す。「小さな子どもや給水作業が難しい高齢者の方に、気兼ねなく冷たい水を飲んでもらいたい。お湯も出るので、小さな子どもを抱える母親が粉ミルクを作る際にも利用してもらえれば。まだ暑い日が続くので、我慢せず水分補給に使ってほしい」とも。

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