「足湯と手もみの講習会」が9月12日、熊本市市民活動支援センター・あいぽーと(熊本市中央区大江5)で行われた。
主催は防災に関する講演やワークショップを行うNPO法人「ソナエトコ」(北区龍田4)と同センター。令和8年熊本地震で被害を受けた被災地の支援で、足湯と手もみを学んで実践してもらうのを目的に企画した。当日は、一般や市民活動団体、企業など30人が参加した。
会の冒頭、同法人理事長の水野直樹さんがあいさつ。現在は八代地域の支援に入っており、避難所は集約が進んでいるものの、さまざまな事情により避難所生活を続ける人がいるとした上で、「避難所がなくなるまで息長く活動を続けたい」と話した。「足湯や手もみでリラックスした時間を過ごしてもらうとともに、被災者が声に出しにくいニーズを聞き取れる点が重要。前回の熊本地震と比べ、支援やボランティアに入る団体が少ない。多くの人に協力してほしい」と呼びかけた。
講師を務めたのは、西九州大学社会福祉学科の学生や卒業生、教員らで結成された地域活動および被災地支援を行うボランティア団体「OKBASE(オカベース)」代表の岡部由紀夫さんと南里舞さん。岡部さんは、被災地の現状を説明した後、「災害が起こると、普段はあまり感じることのない課題が浮き彫りになり、肉体的・精神的なストレスがさまざまな場面で生じる。当たり前が当たり前でなくなるのが災害」と話した。その後、足湯と手もみのやり方を説明。参加者は3人一組になり、支援を受ける人、手もみをする人、サポートする人の3つの役割を体験しながら学んだ。
参加した遠山椋さんは「特別な技術がなくてもできる支援があることを知った。その上で、気を付けなければならない点が意外と多いことも分かった。学んだことを実践に結び付けたい」と話した。