下通の「蔦屋書店書店三年坂」（熊本市中央区安政町1、TEL 096-241-9250）地下イベントスペースで3月5日・6日の2日間、「かみましきマルシェ」が開催される。

かみましきマルシェ

　主催は同店を経営するニューコ・ワン（安政町1)で、「『ちょうどいい田舎』上益城のとてもいいものが大集合」がテーマ。コロナ禍で消費の落ち込んだ上益城地域の経済の活性化、上益城地域への観光誘客促進を目的とした地域振興事業として開く。

　上益城地域は、御船町、嘉島町、益城町、甲佐町、山都町の5つの町から成り、豊かな自然に囲まれながらも都市圏に近い。両日、同地域から30店をセレクトした「ちょうどいい田舎 かみましきマップ」と観光に役立つ情報を載せたオリジナルショップカードを配布する。

　マルシェには、御船町、嘉島町、山都町から各2店、益城町、甲佐町から各1店の計8店が集まり、果物や蜂蜜、緑茶、雑貨など特産品を販売する。併せて、御船町の吉無田高原で手掛ける「野あそび企画」による自然の素材で作る「モノづくり体験ワークショップ」を開催。山都町にある現在熊本県に残る唯一の人形浄瑠璃芝居「清和文学館」の特別展示ブースも設ける。

　同店の野田順治さんは「『一人一人が自分らしく豊かな人生を送るために』という企業理念に沿って、今回もさまざまな企画を取り入れた。上益城地域の魅力を存分に感じてもらえる2日間になっている。地域の魅力発信や地域の人と密着した活動に、これからも積極的に取り組んでいきたい」と話す。

　開催時間は10時～17時。