コミュニティプロジェクト「STREET ART-PLEX KUMAMOTO EXTRAVAGANZA」が3月16日、上通・下通・城見町・三年坂・新市街エリアで開催された。商店街のにぎわい創出、人材の育成などを目的に中心商店街・熊本市・熊本商工会議所などから成る実行委員会が主催した。

イベントの様子

　同事業は「感性に響くまちづくり」のを目的に、表現者、商店街、市民、行政が一体となり、年間を通してさまざまなジャンルの表現活動を中心市街地路上で展開している。

　今回は能登半島地震、ウクライナ侵攻やパレスチナ問題など国内外の災害や紛争により失われた命に対する追悼と、一刻も早く穏やかな日常を取り戻すことができるよう、表現活動を通じ「安寧への祈り」をテーマに開催。中心市街地6カ所でジャズ、サンバ・ボサノバ、フラメンコ、アフリカンミュージックなど17団体の表現者がさまざまなパフォーマンスを披露した。

　葉山耕司実行委員長は「今回は『歩く彫刻』のパフォーマンスなど新たなジャンルも取り入れた。さまざまな表現活動を通し、多くの人に感動を届けることができたと思う。中心商店街に魅力を感じて足を運んでもらえるように、これからも試行錯誤を繰り返しながら継続していければ」と話す。