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上通・長崎書店に「ワンピース」特別販売ブース 100巻発刊記念で

「ONE PIECE」100巻発刊記念の販売ブースを設置した長崎書店の福本さん(右)と石川さん(左)

「ONE PIECE」100巻発刊記念の販売ブースを設置した長崎書店の福本さん(右)と石川さん(左)

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 熊本・上通の「長崎書店」(中央区上通町6)に9月3日、熊本市出身の漫画家・尾田栄一郎さんの作品「ONE PIECE(ワンピース)」のコミックス第100巻出版記念の販売ブースが登場した。同店で特別販売ブースを設けるのは今回が初めて。

「ONE PIECE」特別販売ブースと、設置した福本さんと石川さんの思い出の1冊

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 同作品は1997(平成9)年、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載を開始。2015(平成27)年には「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定され、24年目となる9月3日、コミックス100巻目の発刊となった。

 「小学生の時、父に初めて買ってもらった漫画が『ワンピース』の第1巻。当時からアニメがはやっていて、続きが知りたくて買ってもらったのが思い出」と特別販売ブースを担当した福本恵梨香さん。内容にちなんだ海賊の宝箱のPOPを制作した。

 共に担当した石川龍一さんも、画材にクーピーを使って主人公「ルフィ」のPOPを作った。「特にお薦めは15年ほど前に出版された第44巻。当時、私が病気を患い体調を悪くしており、登場人物『ロビン』の『生きたい』という言葉に感情移入した。涙しながらボロボロになるまで読んだ。全巻集めたが、キャラクター一人一人にストーリーがあるのが魅力」と話す。

 「大人になって改めて読むと、子どもの頃の感想と全く違う発見がある。100巻を迎えたきっかけに、改めて『ワンピース』を手に取って読んでほしい」と石川さん。

 「第62巻や第63巻には東日本大震災、第82巻には熊本地震に対する作者自身のメッセージがカバーの中の表紙にあり、コミックの装丁でも励まされた。私たちも1889(明治22)年から続く地元の書店として、熊本出身の作家さんを応援していきたい」と福本さん。

 同店では、毎月発行する手作りのフリーペーパー「ナガショ通信」でも、「ワンピース」のコミックス第100巻出版にちなみ「冒険はつづく!!」をテーマに、「お薦め」の冒険譚(たん)を特集している。

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