上通にあるソーシャルデザインパーク「OMOKEN PARK（オモケンパーク）」（熊本市中央区上通町7）で9月15日・16日の2日間、「社会課題解決への取り組み」をテーマとしたイベントが開催される。

ソーシャルデザインプロダクト「SOLIT」の商品ラインナップと客

　ソーシャルデザインプロダクト「SOLIT」を展開するSOLIT（東京都渋谷区）社長の田中美咲さんが呼び掛け、トークセッションと試着展示会を同時に行う。同社は、9月15日で1周年を迎えるに当たり、田中さんが特に関心を寄せる「社会課題」とファッションをテーマにした企画を考えた。

　当日は、NPO法人「グリーンズ」共同代表の植原正太郎さん、会場となるオモケンパークを立ち上げた面木健さん、一般社団法人「BRIDGEKUMAMOTO」代表理事の佐藤かつあきさんを加えた4人によるトークセッションを展開。トークセッションは16日18時～20時に開催。タイトルは「人・社会・自然の関係をデザインしなおし、ほしい未来をつくるための公開作戦会議」。
　それぞれの「社会課題解決への取り組み」について捉える視点と、これからできること、やりたいことについて語り合う。参加料は1,500円で、事前予約制。

　SOLITで扱う商品の試着・体験会も同時開催。試着・体験会は各日10時～19時で、1人1時間。会場は1時間につき2人まで対応。試着会は無料だが、事前にホームページからの予約が必要。

　サステナビリティーとインクルーシブを融合した活動を展開しているSOLIT。障がいやセクシュアリティーに関係なく、着用しやすいファッションブランドを目指し商品を展開。商品はウェブで購入できるが、「直接試着できる機会は稀」だという。

　田中さんは「熊本地震以降、熊本には足を多く運び、これからも大事にしたいと思っている。熊本に限らず全国には、社会課題解決への関心は持っていても、何をしていいか分からない人が多い。そんな人たちが何かの行動に移せるきっかけとなるトークセッションにしたいし、それができるメンバーを集めた。この機会にぜひ、足を運んでほしい。ゆくゆくは、SOLITに共感いただき、商品をいつでも試着できるような場所を増やしていきたい」とも。