買う 学ぶ・知る

熊本でフェルト作家・長谷川まさこさんの展示販売会「81才のどっこいしょ」

フェルト作品を纏う長谷川さん

フェルト作品を纏う長谷川さん

  • 0

  •  

 フェルト作家の長谷川まさこさんの展示販売会「81才のどっこいしょ フェルトアートの絵と服」が1月17日から、熊本県伝統工芸館(中央区千葉城町)で開催される。

展示販売する商品の一部

[広告]

 福岡県朝倉市秋月に工房を構える長谷川さん。40歳で染色の世界に入り、60歳でフェルトの仕事を始めた長谷川さん。メリノウールと呼ばれる羊毛と久留米絣(かすり)の繊維で織ったガーゼを使い、ショールや帽子、アクセサリー、バッグなどを作り、パリとニューヨークの展示会に出展。世界各地のメーカーや店から雑貨を受注生産し続け20年がたった。

 コロナ禍の影響で工房の周りの自然と向き合う時間ができ、「どっこいしょ」と腰をおろし「商品」ではなく「作品」を制作することにしたという。今回の展示販売会では、長さ3メートルの大きな作品「80才のどっこいしょ」をはじめ、絵画15点、服とショール、バッグなど100点を展示販売する。

 長谷川さんは「羊毛が持つ自然の造形の形がフェルトの魅力。手作りの温かさや色の楽しさを感じてほしい。今回の取り組みは絵と服を同じ売り場で同時に売る新たな形。服が売れなくなったといわれるアパレル業界に、ささやかな一石を投じることになれば」と話す。

 開催時間は9時30分~17時30分(最終日のみ16時30分まで)。今月22日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース