手作り創作和菓子「Hakatayamadaya（はかたやまだや） 熊本店」（熊本市中央区坪井2）が熊本・坪井にオープンして、1月28日で1カ月がたつ。

Hakatayamadaya 熊本店、商品と店舗

　福岡市南区内に本店がある「Hakatayamadaya」がフランチャイズ展開する創作和菓子店で、熊本県初出店。

　店主の本田乃愛さんは21歳。「会社経営の父の姿を見て育ち、幼い頃から大人になったら自分も起業したいと漠然と考えていた」という。高校卒業後、ホテルに就職したが、Hakatayamadayaが熊本への出店を考えていると知り一念発起。ホテルを退職し、福岡本店での研修などを経て開店を迎えたという。

　本店から生団子を仕入れて店内で仕上げる商品は、定番の粒あんやみたらしなどのほか、ラムネ味やトマト味などの変わり餡（あん）など50種類以上を用意。

　同店と本店のみで販売する「焼きみたらし」（250円）は注文を受けてからじか火で炙（あぶ）り、特製のタレをつけて提供する。本田さんは「焼きたてだから提供できる香ばしさと、タレの甘じょっぱさを楽しんでほしい」と話す。

　SNSで人気となった「ご褒美だんご」（888円）は、タレで満たした瓶に5玉の串団子が入っている。水色の「ラムネ」、ピンクの「あまおう」、黄色の「スイートポテト」、緑の「ずんだ」など7種類を用意。「カラフルで、持ち運びもしやすいので、土産に購入する人が多い。タレが多く残ってしまった場合には、トーストなどにつけて食べるのもお勧め」という。小瓶入りの「miniご褒美だんご」（438円）のほか、お試し用の「ぷちぷち」（120円）も用意した。

　利用客から「あんが苦手な子どもにも喜んでもらえるような商品が欲しい」という声を受け、チョコレートを混ぜ込んだ「チョコレート餡」を使い、スライスしたイチゴをのせた「チョコ串いちご」（298円）の販売も始めた。

　本田さんは「Hakatayamadayaの人気商品に加えて、熊本ならではの商品もどんどん作っていきたい。お客さまの『こんなものを食べてみたい』という声を取り入れながら、おいしいだけではなく、楽しいと思ってもらえるような店にしていければ」と意気込む。

　営業時間は10時～19時。火曜定休。